岡山大学附属図書館に所蔵する池田家文庫は、江戸時代を通じて備前一国を支配していた岡山藩・池田家の藩政資料です。当時の諸事を記録した古文書、ある目的のもとに描かれた絵図、そのほか典籍(漢籍・和書)からなる約10万点にもおよぶ岡山地域における近世歴史コレクションです。
岡山大学附属図書館は平成9年度から絵図のデジタル化(文部科学省(旧文部省)の科学研究費)の助成を受けて約2千4百点のデジタル画像を作成しました。一部のデジタル画像作成においては、岡山県立図書館や岡山市デジタルミュージアムとの共同製作事業を行いました。この事業以降、地域文化教育施設との連携を強化しており、文化事業協力協定の締結(岡山大学・岡山県との協定は平成16年8月、岡山大学・岡山市との協定は平成17年2月)をうけて、絵図展やワークショップなどを通じて地域の人々が地域文化・歴史を学ぶ機会を提供しております。こうした機会は、岡山大学の教員や岡山県内の社会教育施設との協働関係で実施しており、学術的にもたいへん素晴らしい企画が実現しています。来場者や参加者からも毎回好評を得ております。
今迄以上に地域の方々に、池田家文庫の世界を堪能していただくため、また若い世代の方にも歴史・文化に興味をもっていただくため本ブログを立ち上げることにしました。
※当面は、テスト運用として情報をアップします。
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