2008年11月26日水曜日

岡山大学公開講座「池田家文庫絵図をもって岡山を歩こう」盛況の内、無事終了


 この度、岡山大学附属図書館主催の公開講座「池田家文庫絵図をもって岡山を歩こう」、江戸時代の絵図をもって岡山城、岡山後楽園や城下町を歩き、絵図に描かれた現地で講師の話を聞くという全5回シリーズのいつもたいへん人気のある公開講座であり、平成20年5月24日に開催された第1回目の岡山県立図書館での講演会「池田家文庫城下町絵図について」(講師:岡山大学大学院社会文化学研究科 倉地克直教授)では会場いっぱいの98名、その後の春・秋に実施した岡山城、城下町、後楽園、山陽道(1回あたり定員30名)でも合計延べ128名の参加がありました。2回目以降の講座では各回とも天候に恵まれ、多くの市民で歴史好きの愛好家など特に絵図等に興味をもった参加者たちは、配られた池田家文庫絵図資料と現在の岡山城や岡山後楽園、市街の姿と照らし合わせながら講師の話を熱心に聞いていました。この企画は来年度以降も継続して開催することとし、郷土の歴史を知りたいという多くの地域の人々の期待にこたえます。

池田家文庫絵図展『日本と「異国」』を開催


 岡山大学附属図書館と岡山市デジタルミュージアムが共催する平成20年度池田家文庫絵図展『日本と「異国」』が、平成20年11月1日(土)~16日(日)の期間、岡山市デジタルミュージアム4階展示室で開催されました。今回の展示会では、池田家文庫の中にある江戸時代に木版や銅板を使って作られた世界図や日本図などの地図のほか、朝鮮通信使の岡山藩での接待に関する資料、江戸時代にバタン諸島(現・フィリピンの北)に漂流して日本に帰ってきた岡山藩の漂流民の記録資料など現物資料31点、複製資料2点を展示しました。会期中、県内外から約2,300名の入場があり、また開催初日の講演会にも65名の参加がありました。また、今回は岡山大学文学部日本史学専攻の学生に、展示実習の一環として、展示パネル作りに参加してもらいました。すでに来年度も同様にテーマを決めて開催することとし、開催会期は平成21年度の開催会期は、平成21年9月29日(火)~10月18日(日)の予定です。