2008年6月5日木曜日

”川崎学園だより”(川崎学園発行)に池田家文庫絵図掲載 『岡山後楽園ものがたり ー②後楽園ができる前の風景ー』

 岡山県倉敷市にある学校法人川崎学園が発行する広報誌『川崎学園だより』の5月号に池田家文庫絵図から見たシリーズ記事『岡山後楽園ものがたり ー②後楽園ができる前の風景ー』が掲載されています。記事は、同学園傘下の川崎医療福祉大学医療福祉学科・教授の神原邦男先生が書かれています。「御城ヨリ川上マデ絵図」は後楽園ができる以前の様子が描かれており、先生の文章によると”この絵図に描かれている場所は、藩主の一年間の岡山における生活範囲を描いている”と書かれています。また『御城内御絵図』(元禄13年)、この絵図が描かれた当時の藩主は池田綱政で能舞台や諸施設の後楽園への移築などについて書かれています。池田家文庫の絵図と文書資料を組み合わせて読むことで、岡山藩主・池田綱政の岡山と江戸での生活の様子が伺えることがわかります。文書には「御後園諸事留帳」や「日記(日次記)」に藩主の生活の様子がかかれています。

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