岡山県から「特別名勝岡山後楽園保存管理計画書」平成20年3月(担当:土木部都市計画課)の寄贈がありました。本資料には、岡山後楽園の概要として、本学図書館所蔵の池田家文庫に含まれる正徳、明和、文久、明治の各年代における後楽園(当時は御後園)を描いた絵図資料が掲載されているほか、岡山後楽園の本質的価値を構成する諸要素として、絵図(部分図)を比較しながら後楽園のさまざまな場所(亭舎、二色が岡周辺、花交の池、沢の池、唯心山、芝生地・田畑、千入の森、流店、慈眼堂、茶畑)の利活用の変遷をわかりやすく解説しています。このように池田家文庫の資料は、昔の歴史資産を知る手がかりとして、現在の都市計画にも活用されています。
本報告書に掲載されている池田家文庫絵図
1.〔後楽園地下ケ絵図〕 貞享4年(1687)頃
2.後楽園図 元禄2年(1689)頃
3.〔御後園絵図〕 元禄初期
4.後楽園図 御茶屋廻リ之図 元禄3年(1690)頃
5.〔御後園地割御絵図〕 正徳2年(1712)頃
6.御後園下図 寛保3年(1743)
7.御後園絵図 明和8年(1771)
8.〔御後園絵図〕 文久3年(1863)
9.備前国岡山後楽園真景図 明治16年(1883)
2008年9月10日水曜日
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